◎○ プレゼンとは ○◎
「プレゼン(プレゼンテーション)」という言葉から皆様はどのようなことを思い浮かべますでしょうか。
大勢の観衆を前にした新商品発表会の場や、商品・サービスのコンペの場、社内や学生のときの発表会の場など
人によってイメージはバラバラかもしれません。
その中でも「何らかの目的を持って自分以外の人に対して、
様々な方法を用いて自分が伝えるべきことを伝えること」は共通している行動であるということができます。
そういう意味では、営業活動における商談や結婚式でのスピーチなども広義の「プレゼン」に当たるといえるでしょう。
それではプレゼンテーションの「P」とはなんでしょうか。
ある人は「Plot(構想)」、またある人は「People(聴衆)」、さらにある人は「Place(場所)」などを
プレゼンテーションの「P」としています。
それくらいプレゼンテーションの「P」は諸説様々です。
今回はその中でも、最もポピュラーなものと思われる『3つのP』について紹介いたします。
◎○ プレゼンの『3つのP』 ○◎
プレゼンの『3つのP』とは、
・1.「プログラム(Program)」
・2.「プレゼンテーションスキル(Presentation skills)」
・3.「パーソナリティ(Personality)」
この3つのことをいいます。順番に見ていきましょう。
◎○ 1.「プログラム(Program)」 ○◎
「プログラム」 とは「伝える内容」のことです。
プレゼンのそもそもの目的や聴き手の興味、持ち時間を踏まえ、
どのような構成にすれば伝えるべきことが聴き手に伝わるかを考えながら、プレゼンのストーリーを立てていきます。
また、「何を伝えるべきなのか」「聴き手にその後どのようにしてもらたいか」などを明確にしておくことも
「プログラム」の中の重要事項と言えるでしょう。
◎○ 2.「プレゼンテーションスキル(Presentation skills)」 ○◎
「プレゼンテーションスキル」とは、伝える技術のことです。
「結論を先に話して詳細は後にする」などの話法を駆使することや、
ボディランゲージを活用しながら視覚に訴えていくことなどが「プレゼンテーションスキル」に当たります。
話すだけでなく、資料や映像などを準備し、プレゼン中に上手に使っていく技術も
「プレゼンテーションスキル」の一つといえるでしょう。
◎○ 3.「パーソナリティ(Personality)」 ○◎
「パーソナリティ」とは、プレゼンを行う人の人柄のことです。
その人に備わっている性質や品格のことを示します。
見た目の良さや立ち居振る舞いはもちろん、聴き手への語りかけ方や質問に対する答え方など
聴き手の感情に訴える要素が、この「パーソナリティ」にあたるでしょう。
◎○ どのPが最も大切か? ○◎
この3つの「P」の中で、どれが最も大切といえるでしょうか。
他の2つの「P」がよくても、「プログラム」が良くなければ、プレゼンの目的を達成することは難しいでしょう。
また、「プレゼンテーションスキル」が良くなければ、伝えるべきことがしっかりと伝わらないでしょう。
また、「パーソナリティ」が良くなければ、話に耳を傾けてもらえないでしょう。
すなわち、どの「どのPが最も重要か」ということはなく、3つのPをバランスよく高めていくことが
大事であるといえます。
そして、この「3つのP」を高め、継続させていくためにはトレーニング実践あるのみです。
研修では、「3つのP」の詳細をお伝えした後、トレーニングの場として実際にプレゼンを行ったり、
VTRで振り返りチェックをしたりするなどしながら、受講された皆様のプレゼンの質を高めていただいています。
それでは、「3分くらいでわかる!研修講師TAMAのワンポイントレッスン!」
第6講目を終了いたします。
◎○ 次回もお楽しみに! ○◎