一つ目の課題は、「案件管理が難しいこと」です。案件を管理できないことによって起きる問題は以下の3点が挙げられます。
・返信スピードのばらつき
・回答漏れ
・前回回答内容の不確実性
電話対応であれば、その場で顧客の疑問に答えることができます。
しかし、メール対応では文章作成の時間が発生するため、レスポンスまでの時間にラグができてしまいます。
加えて、オペレーターと一口に言っても対応スピードに差があるでしょう。
個人レベルの差もまた回答時間のばらつきをもたらす一つの要因になってしまいます。
また、人為的ミスとして発生してしまうのが「回答漏れ」と「前回回答内容の不確実性」です。
日々大量の受信メールに対して複数のオペレーターで対応していれば、返信を忘れてしまったり、重複して回答してしまったりすることもあります。
そして、複数の対応方法を持つコールセンターでは、同じ顧客に対して電話・メール・その他のチャネルの対応を記録として残す必要もあるでしょう。
一つ一つのメールの情報を管理し記録しなければ、情報が錯綜しせっかくのサービスも顧客満足度も下がる結果となってしまうのです。