相手の言葉を否定せず、「話を聞いてくれている」という安心感を与えることは非常に重要です。
「でも」「だって」「どうせ」「ですから」等の通称「D言葉」は顧客対応時にはタブーとされていますが、クレーム対応時はなおさらです。
まずは顧客の話に耳を傾け、潜在ニーズを探りましょう。
よくあるのは、「対応に集中しすぎて顧客の話を聞けていない」というケースです。
自分の言いたいことが先行してずっと話し続けてしまうことや、相手の話を遮って話してしまうことがあるかもしれません。
そういったシチュエーションでは、顧客には「話を聞いてくれないコールセンター」という印象を与えてしまう可能性が高いため、伝えたいことがあってもまずは聞くことに徹するべきです。
そして、投げかけられた言葉に対しては真正面からぶつからないように心がけましょう。
顧客目線での言い分と企業目線での言い分が食い違うことは珍しくありません。
まずは状況を整理し、どの部分がクレームを伝える決定的なものだったのかを把握します。
そこに食い違う部分があったとしても、否定の言葉は口に出さないことが最も重要です。