それではコールセンターの離職率について、さらに詳しく見ていきましょう。
たしかに、コールセンター業界における離職率は全体的に高いといえますが、センターによって離職率に大きな差があるのも事実です。
ほとんど従業員が辞めないセンターもあれば、頻繁に人が入れ替わるセンターもあります。
退職にはさまざまな理由があるため、どんなに良い環境のコールセンターであったとしても、退職率がゼロになり続けることはありません。
会社の環境に要因があるのか、そうでないのかという判断には「離職率30パーセントを上回っているかどうか」という基準を使ってみましょう。
離職率30パーセントというと、30人が所属している職場であれば年間9人が退職していることになります。
これより離職する人の割合が高い状態が続いているのであれば、コールセンターとして何らかの問題を抱えている可能性が高いといえます。
「なんとなく離職する人が多い気がする」という場合には実際の離職率を算出し、この基準と照らし合わせてみてください。