「管理職の人間力」を鍛える、高めることに組織として時間を割かなければ、企業の衰退を招くことにも繋がる可能性があります。
管理職は、「いかに現場でマネジメント力を発揮できるか」が非常に重要です。
「現場でこれを実践すれば上手くいく」という具体的なノウハウやスキルがしっかり身についていなければ、部下や上司からの信頼を得ることは難しいです。
ノウハウやスキルがあって現場で発揮できるからこそ「管理職の人間力」が高まるのです。
管理職が学ぶことは多岐に渡ります。チームビルディング、チームマネジメント、リーダーシップ、部下指導、リスクマネジメント、業務改善、予算管理、労務管理、評価・考課、そして「生産性向上」をテーマにしたIT全般の知識など。
急ぎ「何からやっていくか」という議論から始まってしまうかもしれませんが、これはあまりお勧めしません。
教育育成の効果が現れるのは数年後になります。
「まさに今」を捉えるのではなく、中長期的な視点が必要になるでしょう。
「経営理念」を元にした「人事(人材育成)理念」を考察し、「中長期計画」をふまえ、「今後のポジショニング」を考え、そのために「必要な人材像」を定めた上で、「具体的な教育計画案」を作っていく必要性を感じます。
また、2017年に経産省から発表された「GDPに占める人材育成投資比率の国際比較」においても日本は先進6か国の中でも圧倒的に人材育成に費用をかけていないというデータがあります。