インバスケット研修は、大まかには「演習問題」→「結果の確認」→「グループ演習」の順に進行します。
演習問題は、ある企業の社員になりきってメール内容に対応していくという形を取ることが多いです。
短期間にたくさんのメールを受信し、誰に対してどのように対応するのか「返信メール」の作成を行います。
当社が実施している研修では、60分以内に20通のメール対応を行うというプログラムを実施します。
メールの返信先や内容などから、各能力が発揮できているかどうかを測ります。
この演習は、現状把握や効果測定として行うことも可能です。
その後のフィードバックと組み合わせれば、個人がもつスキルの把握と研修を同時に行うことができます。
演習問題への取り組み後は、その結果をチェックシートを活用して確認したり、他のメンバーと共有したりすることで、自己や他者についての理解を深めていきます。
互いに得意なことや不得意なこと、思考のクセ等を把握することで、業務を円滑に進める土台作りをします。
最後はグループで演習に取り組み、自分自身やグループメンバーに不足している能力の向上を目指します。
このグループ演習の延長が実際の業務となるため、実務シーンをイメージしながら演習に取り組むことで研修の効果が最大化するでしょう。