「ありがとうカード」や「サンクス制度」として昔から様々な企業が取り入れています。
この制度はスタッフ同士のエンゲージメントを高めます。
そうすることで、社風が好きになったりお互いに貢献したいという気持ちを育てるので、結果的に従業員エンゲージメントにつながっています。
導入するのであれば、アナログ感が出る方法が良いでしょう。
今であれば、タブレットやスマートフォンで手書きのメッセージをかけたり、書いたカードを手軽にスキャンできたりするので業務負担にもなりにくいですし、音声で送っても面白いかもしれません。
気持ちも伝わりやすく、何より相手のことをしっかりと普段から気にして見ていないと、なかなか感謝の気持ちを書けないものです。
アナログの手書きカードを導入しているケースでは、ザ・リッツ・カールトン東京、JAL、東京ディズニーリゾートなどが有名です。
またこの制度は、上司部下、同僚、社長など役職、部署関係なく送り合えることが大切です。
上手く導入して、継続できれば社員としては「いつも気にしてもらえている」「必要とされている」ということが可視化され、信頼関係の促進にもなります。
気をつける点は可能な限り、書くことを義務にしないことと、形骸化させないことです。
そのためにはありがとうを多くもらったり、多く送ったりした社員を表彰するなど評価に紐つけたり、送り合う数を決めたりと少し工夫が必要です。