「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~<残酷な「美」の語源> Author:熊谷 真美

2021年3月22日|カテゴリー「『ビジネスコミュニケーション』コラム
「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~<残酷な「美」の語源>
「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~をテーマに掲げて連載がスタートいたします。
1回目の今回は、「残酷な「美」の語源」についてです。

未来は「感性の時代」と言われておりますが、特に「芸術家」や「アーティスト」が未来に残る職業というわけではありません。
同時にAIやIoT化も急速に進み、ビジネスマンの中にも「クリエイティブ」な人もいますし、芸術家の中にも「ロジカル」な人もいます。

ただここに、コロナ禍による急速なIT化という流れと、汎用性がありリバースできる仕事についてはAIが台頭することを考えると、「クリエイティブ」×「ロジカル」で、いかに新奇性が高く魅力的な着想や発想を創出できるかが、働く未来を牽引することになりそうですね。

誰もが予想できる常識的で正しい答えから、いかに抜け出し「その手があったか!」「信じられない!」と膝を叩くような工夫やアイディア。

「美しさ」には「正しさ」より懐の広い、豊かで心地良い概念を感じます。

「美意識スタンス」によって、美しさの感性を日常に取り込むことで、より自分らしいオリジナリティ溢れる驚きや喜びを広げ、思考より先に感情を動かして様々なシーンで創造力を育みます。
それが、企画提案書や、対人関係や、働き方や、人生にも活かすことができる。
正しさを前提としてそこに「美意識」を機能させると、よりワクワクするアイディアに溢れた日常を創造することができる。
コロナ明けに迎える未来が楽しみです。

タイトルに悩みましたが、「迷ったらまず辞書を引け!」と教えられましたので「言葉の意味」からイメージします。

『美』の語源について。
1)「美」の語源

2)残酷な「美」の解釈

3)驚愕の「幸」との関係性

『美』という字は、「羊(ひつじ)」「大(おおきい)」の二つの言葉で構成されています。
「羊」「大」がなぜ「美」につながるのか?

「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~<残酷な「美」の語源>
大きな羊は献物として大きいほど価値が高いとされ、さらに神に供えられる羊は純粋無垢で完全であることを求められたことから「羊」「大」『美』が生まれたようです。

人に置き換えると、純粋無垢という心の状態は、邪念のない清らかで翠光な心の持ちようとでも言いましょうか。
禅でいう「無の境地」でしょうか。
人として到達する「美しさ」の最高峰ということでしょうか。頭では理解できても実際の雑念だらけの思考回路では、まだまだ修行が足りません。

まったく話が違いますが、純粋無垢な子羊のラム肉(大人はマトン)は神聖な食べ物なのかと、ジンギスカン(モンゴル帝国のチンギス・カン)を調べてみましたが、関係は謎。

旧約聖書では生贄(いけにえ)として神に捧げられる「羊」
人が持つもので一番美しく大切な物である羊を神に差し出す行為が「美しさ」の象徴だとしたら、ちょっと残酷な気がします。日本では江戸時代にも生贄や即身仏があったようですが。

「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~<残酷な「美」の語源>
ただ、自分が持っている中で一番大切な物を差出す心情を考えると、それは「願い」とか「希望」を叶えるための手段として、至極当然なのかもしれません。

現代は、一部の宗教などを除き、生贄などの残酷な行為は無くなりましたが、その代わりに「奉仕の精神」として、自分の中にある純粋な思いを社会に奉げるという行為が残ったように思います。
また、「男の美学」とか、自分を曲げずこだわりを貫く生き方に対して、美しいと表現することも多々あります。
このようにストイックな生き様にも何か強い信念があり、「美しさ」には、無垢な境地に辿り着くために、何かを削ぎ落してでも叶えたい強い願いが込められているようです。

先日、友人が主催するリモートセミナーに、「幸福学」の権威である前野隆司教授が参加しておられ、グルーㇷ゚セッションで「美意識」について会話できる機会を頂きました。
『「美意識」と「幸福」はとても密接に関係していますね。』とコメントをくださいまして、さらに未来を確信しました。

「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~<残酷な「美」の語源>
感覚優位な私は、「美」「幸」の文字数や形状から関係性を考え始めるという、型にはまらない一種独特な単純思考でクリエイティブ思考に挑戦!

美は9画、幸は8画。
形も似ているけれどどうなのかな、一度分解してみようと、それぞれの字をパズルのように解したり合体させたりして遊んでいたところ、「美」の「大」部分を抜き出して右側の曲線をひとつ外し、残った左側の曲線を真っ直ぐに整えて、組み直したところ「幸」という字になることを発見!(*クイズです、チャレンジしてみてくださいね。)

「覚醒型セルフ・ブランディング」~マナーを超える基礎表現力~<残酷な「美」の語源>
一般公開するには、無理やり感は否めませんが。

思考を自由に遊ばせる。これもクリエイティブな感性を磨く一つの方法。

これから「美意識スタンス」がつくる豊かな感性を育てることで、人間関係や働き方の未来が明るくなるようなアプローチに取り組みたい。

さて、noteには最適と言われる2000文字以内。

ここまでお読み頂きましてありがとうございます。

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ゲストプロフィール

熊谷真実講師
熊谷真美(くまがいまみ)
株式会社マリアド 代表取締役

●日本プレゼンテーション協会認定講師
●日本メンター協会公認事業者 MOP ライセンス資格
●資生堂 SABFA メーキャップ特別コース修了

資生堂販売株式会社出身 16年勤務。
百貨店でのマネージャー経験と世界的なアーティスト養成機関であるSABFA特別コースにてトップクラスの美意識を学ぶ。
退職後、俳優や実演販売士のマネジメント会社へ転職しフリーとして活動。
全国SHISEIDOサロンにて50000人の女性へのビジュアルカウンセリング実績。
専門学校にて後進の育成、BNNY銀座・イギリス大使館などでプレスリリースのメイクショーなどを担当。
同社で俳優の演技術をビジネスに応用したプログラム開発をサポートし、一部上場企業を中心に口コミで広がる人気プログラムへ育てコンサルティング部立上げに参画。
15年以上の企業研修経験の中で、企業ブランディング・セールス・インストラクション・プレゼンテーションなどの表現力に特化した研修プログラムの開発と講師経験を経て2016年独立。
株式会社マリアドを設立し、「ブランド・スタイリング・プログラム」「印象革命」「コミュニケーション・フィットネス(R)」「スパイラル・リーダーシップ(商標登録出願中)」「覚醒型セルフ・ブランディング」を展開し、新人~中間管理職・経営層・自立型女性リーダーや起業家 育成に力を注いでいる。


■研修テーマ
新入社員研修後の戦力化ビジネススキル(基礎表現力)/中堅社員のモチベーションアップ研修/教育担当者のインストラクション(教え方)研修/コンペで通る プレゼンテーション研修/女性リーダーブランディング研修


※お電話の場合は「06-6356-8522」までお問い合わせください
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