1990年代後半以降に生まれた世代を指す「Z世代」のうち、2024年卒の新入社員はコロナ禍で大学生生活を過ごしたことにより、社会人との接触に慣れていない、周囲の空気を読むといった傾向があります。
Z世代は物心ついたころからインターネットがある環境で育ったため、スマホ・SNSネイティブであることや、情報処理速度が速い、多様性を受け入れる気持ちが強いといったポジティブな傾向を持っていることが特徴です。しかし、対面でのコミュニケーションが苦手であることや、物事に正解を求めすぎるといったネガティブな傾向もあります。
これらの傾向を持つ新入社員を育成する際のポイントとして、以下の4つが挙げられます。
● 個々の価値観を重視する
● できたことを承認し褒める機会を増やす
● オープンなコミュニケーションを意識する
● 新入社員研修を行う
Z世代には、一律的な教育では響きません。新入社員一人ひとりと向き合い、意思を尊重したうえで接することが大切です。