【さまざまな分野】第4回 『科学的に自信をつける方法』 Author:岩槻まなみ

2018年5月16日|カテゴリー「さまざまな分野 ,さまざまな分野
こんにちは。ビジネスメンタリストの岩槻まなみと申します。

5月も半ばを過ぎ、新入社員の皆さんも職場の雰囲気に慣れてきた頃ではないでしょうか。
最初は緊張感ばかりだったのが和らぎはじめ、それと同時に、人の仕事のやり方や周りが発する言葉の細かいことが気になり出す頃でもあります。
忙しい職場では上司から出される指示も大まかになって「ちゃんとやっておいて」という言い方になったり、「いいかげん覚えろよ!」という空気を感じることもあるでしょう。

この時期、このような悩みを抱える人が多くなります。
「上司は自分ばかりダメ出しをするので辛い」
「仕事で失敗ばかりしてしまう。自分は仕事ができない」
「同期は気が利いた言葉がいえる。だから上司に気に入られているけど、自分は嫌われている」
人と自分を比較して、自信を失ってしまうこともあるかもしれません。
自信がある人は、「自分ならできる!」「自分は人から嫌われない!」と思っているので、どんどん行動することができ、行動するから結果を出していきます。

それに引きかえ、自分は自信がないから自ら行動できない。せめて指示されたことを完璧にやろうとしているのに「言われたことしかしないのは社会人としてどうなの?」と注意され、無力な自分を感じて落ち込んでしまう。
実は、自信というのは生まれながらの特性という側面があり、もともと自信満々な人もいれば、そうでない人もいます。
自信がない人に生まれてしまったら、自分はダメなのだとあきらめるしかないのでしょうか。いいえ。安心してください。科学的に自信をつける方法があるのです。

そのカギが「自己効力感」です。
「自己効力感」は1977年にカナダの心理学者アルバート・バンデューラ博士によって提唱され、現在、医療や教育の分野で認知行動療法として研究されています。
「私ならできる」「やればできる」と信じて、望む結果を生み出すために行動ができることが「自己効力感」です。
「できそう→できた」という体験を重ねることで「自己効力感」が高まり、また次へとチャレンジすることができる。それが自信を作っていくと証明されています。

では、バンデューラ博士によって実証された自己効力感を高める3つの方法と、私が実践しているもう1つの方法をご紹介します。
◆1.『小さな成功体験を積む』
ちょっと頑張れば成功することをたくさん体験すること。それが自己効力感を高める最強の方法です。成功体験から達成感を味わうことで「自分ならできる!」という自信が湧いてきます。
◆2.『身近なお手本となる人を真似する』
お手本となる人を真似ることで人は学習し成長します。人を観察して「自分もできそう」という気持ちを感じるだけでも自己効力感は高まります。
◆3.『信頼している人に褒めてもらう』
上司や信頼している人からのほめ言葉や励ましは嬉しいものです。「よくやったね」と言われたら、自信とやる気が湧いてきて「もっと頑張ろう!」と、よい循環が作られます。
◆プラス1.『失敗から学ぶ』
力を尽くして仕事をしても失敗することがあります。私は今も失敗だらけです。迷いながら行動し、失敗しては新しい方法を探して進んでいます。
失敗は怖いことではありません。本当に怖いのは失敗に対する恐怖心から次のチャレンジをしなくなることです。そして、起きてしまった失敗から何を学びとり、どう自分の気持ちを早く立ち直らせるか、それが成長していく力となります。

どんなに大きな壁にぶつかったとしても、「自分ならできる」という自信は大きな源泉となります。自己効力感を高めながら、失敗を怖がらずに仕事に取り組んでいただきたいと思っています。

一瞬で心を開く魔法の会話術!

本日の内容は、拙著「魔法の会話術」の中で一番大切にしている「自己効力感に」ついてでした。



岩槻まなみ講師
コンピュータ専門学校 講師
企業研修講師
ビジネスメンタリスト

大学卒業後ITソフト開発会社に入社。SE、PCインストラクターとして従事。
その後フリーとなり、専門学校、職業訓練校、企業研修にてIT講師を勤める。受講生が成長する姿を間近で応援できる講師業に幸せを感じている。

仕事だけではなく主婦のマルチタスク経験を存分に活かした実践的な研修内容と、あふれる熱意と母なる優しさをミックスした絶妙な指導力は受講生からの高い評判を得ている。

プライベートで家族の心の病があったことをきっかけに、仕事だけではなく仕事と心と体のバランスについて考える機会を得る。経験をからにコミュニケーション、心理学、メンタリズムを徹底的に学ぶ。現在では、心理的コミュニケーションの専門家として、また経験から自分と同じように自立を目指す女性支援のためのセミナーを実施して好評を得ている。