研修で学んだ内容を実践し、結果に反映される段階です。
企業成長や業績が上がればレベル4に達したと判断します。
また目的が、生産性の向上や効率化などの場合、それが達成されたら結果の段階に分類されます。
逆に、業績が上がらず成果が出ていない時はこの分類には該当しません。
成果が出ていない原因を追求して改善します。
これらの計測は外的要因も成果に結びつくこともあるため、一概に研修の成果と言える部分が正確に判断できない場合が存在します。
売上以外でも具体的に数字で表せる部分、例えばタクトタイムやミスの回数、クレーム数といった計測可能なものを指標にすると一般的には良いと言われています。
ちなみに研修者の成長は、優秀な人材でもレベル1から4まで順番に進んでいきます。
しかし研修対象者が既にレベル3まで達していたら、レベル1、2は省いても問題ないでしょう。
ただその場合でも1、2のおさらいは軽く行っていたほうが理解も深まるはずです。
また、レベル1から4の計測タイミングはそれぞれ異なり、
レベル1、2の段階は研修直後、もしくは研修中に測定すると学習内容が定着しやすいです。
レベル3、4に関しては、研修者の行動が現場でどのように変化するか、チームにもたらす成果などを測定するため、数週間から数ヶ月にわたって測定することが望ましいでしょう。
※参照:カークパトリックモデル