チームビルディングとは?目的やメリットについて具体例を交えて解説

2022年2月1日|カテゴリー「人材育成コラム
チームビルディングとは?目的やメリットについて具体例を交えて解説
マネジメントの立場になると仕事の視点は変わってきます。
「個人の能力は高いのだからもっとチームとして成果が上がるはずなのに」と悩んでいませんか?

そのままでは、成果が思うように出ないどころかスタンドプレーに走るメンバーも出てきて、チーム内の関係を悪化させてしまうかもしれません。

そんな時に有効なのが「チームビルディング」という方法です。
チームビルディングは個人の能力を生かして成果を出せる強いチームを作ります。
この記事を読めば、チームビルディングのメリットと具体的なやり方がわかります。
マネジメントに悩んでいるあなたは、ぜひ参考にしてください。

チームビルディングとは個人の能力を最大限に発揮できるチームを作ること

チームビルディングとは、個人の得意を最大限に生かすチームを作り上げることです。

●スキル
●知識
●経験

これら個人で持っている能力をチームとして機能させ、強いチーム作りを目的としています。
普段からコミュニケーションを取っているのだから、何か特別なことをする必要があるのか?と思われるかもしれません。
チームビルディングはなんとなく取っているコミュニケーションとは違います。
強いチームを作るためにメンバー全員が共通の目的を持って活動し、プログラムを実施したり研修を受けたりすることをチームビルディングと呼びます。

チームビルディングの目的は個人では難しい大きな目標を達成すること

チームビルディングの目的は、個人では難しい大きな目標を達成することです。

例えば、以下のような人たちがいるとします。
●全体を見るのが得意な人
●アイデアを出すのが得意な人
●現場を理解していてアイデアを現実的なレベルまで落とし込める人
●実現できるスキルや経験を持っている人

このような人たちが連携することにより、チームとして目標を達成できます。
一人でなんでもこなせるような能力の高い、いわゆるゼネラリストタイプの人がいることもあるでしょう。
ですが一人では作業量に限界があります。

全体を把握できる能力の高い人がリーダーになると、達成できる目標の規模が大きくなったり、達成までのスピードが増したりします。
このように、個人では難しい目標を達成できるチームを作ることが、チームビルディングの目的です。

チームビルディングの5つのメリット

チームビルディングとは?目的やメリットについて具体例を交えて解説
ここでは、チームビルディングの5つのメリットについて解説します。

●コミュニケーションの向上
●モチベーションアップ
●アイデアが出やすくなる
●目標達成の力が強化される
●離職率の低下が期待できる

順番に解説します。

コミュニケーションが良くなる

チームビルディングにより、コミュニケーションの向上が期待できます。
日頃とは違うコミュニケーションを取ることにより、メンバー同士で知らなかった一面を知ることができるからです。

例えば、仕事では決められた作業を淡々とこなしているメンバーが、チームビルディングでいつもと違うことをやってみると、実は違った角度で物事を見るのが得意だとわかる場合もあります。
メンバー間のコミュニケーションが活発になるのはもちろんのこと、メンバーの得意なことを把握できるのです。

それらをふまえて人員配置したり仕事を振ったりすることで、より円滑なコミュニケーションを取ることができます。

モチベーションがアップする

チームビルディングはモチベーションアップにつながります。
コミュニケーションが向上することにより、より良い人間関係が作られるからです。
意見交換が活発に行われ、チームとして目標を達成する一体感にメンバーはやりがいを感じるでしょう。
モチベーションは仕事に大きな影響を与えますから、チームビルディングによるモチベーションアップは大きな効果が期待できるでしょう。

アイデアが出やすくなる

コミュニケーションが向上することにより、メンバー間でアイデアが飛び交うようになります。
良い関係が築けていれば「これを言ったら否定されるのではないか」という心理的ハードルが下がるからです。
否定されないという安心感があれば、会議でも日常の業務でも新しいアイデアが出てくるでしょう。

安易にアイデアが出てしまい、「実現が難しい場合はどうすれば良いのだろうか」と心配になるかもしれません。
ですが最初から実現できるようなアイデアが出ることは珍しく、アイデアをきっかけにチームで意見を出しあっていけば良いのです。

このようにチームビルディングを行うと、アイデアを出し合うようになりチームが活発になります。

目標達成の力が強化される

チームビルディングを行うと、目標を達成する力が強化されます。
チームで協力して問題解決をするようになるからです。

実現が困難な課題に直面した時、個人プレーだとやらない理由を探してしまいがちですが、チーム全体で目標に向かう意識があればハードルを乗りこえようとします。
メンバーの中にはすぐに諦めてしまうタイプの人もいるでしょう。
ですが、コミュニケーションが良好であれば、諦めやすいタイプの人もチームで巻き込んで引っ張っていけます。
組織の目的である「目標を達成する力」が強化されれば、成果が出やすくなるでしょう。

離職率の低下が期待できる

チームビルディングによる効果で、離職率の低下が期待できます。
仕事を辞める大きな原因の一つである、人間関係が改善されるからです。
話しにくいと思っていた同僚や上司とコミュニケーションが円滑に取れるようになれば、人間関係はだんだんと改善していきます。
離職率の高さに悩んでいる場合は、チームビルディングを活用すると良いでしょう。

チームビルディングを行う際の3つの注意点

ここではチームビルディングを行う際の3つの注意点をご紹介します。

●目的を共有しておく
●目的にあったプログラムを選ぶ
●目標やノルマを自発的に決めさせる

それぞれ解説していきます。

目的を共有しておく

チームビルディングを行う目的をメンバーに共有しておきましょう。

メンバーの目的が同じだと、協力しやすい環境が生まれ成果が出やすくなります。
目的を共有しておかないと単なる「お遊び」だと感じてしまうメンバーもいて、逆にモチベーションを下げてしまうかもしれません。
目的を共有してチームビルディングの効果を高めましょう。

目的にあったプログラムを選ぶ

目的にあったチームビルディングのプログラムを選ぶようにしましょう。
目的にあっていないプログラムを選んでしまうと、効果を実感できなくなってしまいます。

例えば、すでに同じチームで活動をして交流はしているのに、新入社員同士がやるようなプログラムを選んでしまうと意味がありません。
効果を出すためには目的にあったプログラムを選ぶようにしましょう。

目標やノルマを自発的に決めさせる

チームの目標やノルマは、参加メンバーが決めるようにしましょう。
管理者側で決めてしまうと自主性が育ちませんし、「やらされている」という意識になってしまうからです。
実際の現場でも指示待ちになってしまい、管理者が事細かに指示をしないと動けない組織になってしまいます。
メンバーが設定した目標やノルマが低い場合は、どうすれば良いのかと心配になるかもしれません。
その場合でも、まずは出してきた目標やノルマで達成させて、その上で目的に対してどう足りないのかを説明し改善を促します。
目標やノルマを決めさせることで「自発的に行動する」という意識を植え付けることが重要です。

チームビルディングにおける5段階プロセス

チームビルディングとは?目的やメリットについて具体例を交えて解説
チームビルディングには「タックマンモデル」と呼ばれる5段階のプロセスがあります。

●形成期
●混乱期
●統一期
●機能期
●散会期

これらを意識し「次はどのプロセスを目指すのか」と考えることでより効果的なチームビルディングが行えます。

形成期

形成期はお互いにまだよくわかっていない状態のチームです。
相手のことがわからないため、手探りでのコミュニケーションが始まります。
お互いに遠慮があり、なかなかどういった人物や性格なのかが見えてきません。
まずはコミュニケーションを深めるところから始めます。

混乱期

混乱期はメンバー同士の意見がぶつかりやすい時期です。
遠慮もなくなってきて、自分の意見を主張し合うことが多くなります。
積極的な意見でも、慎重派からすると無謀な案に思えることは多々あります。
ただ、意見がぶつかるのは悪いことではありません。
ぶつかった意見を議論し、目的に向かって調整していくプロセスが大切です。

統一期

統一期ではメンバーごとに役割分担ができてきます。
混乱期で意見をぶつけることにより、それぞれの性格や得意なことが見えてくるからです。
全体を見渡して指示を出せるリーダータイプや、指示されたことを正確に実行できるタイプのメンバーなどが明確になってきます。
個性を生かしてチームとしてまとまってくる時期です。

機能期

機能期は、チームとして力が発揮できる状態です。
明確になった役割をそれぞれのメンバーが理解し、円滑なコミュニケーションと的確な指示で課題を解決できるようになっているでしょう。
もし課題がうまく解決できていないようであればチームビルディングがうまくいっていない証拠です。
今一度、混乱期の状態を作り出す方が良いこともあります。
順調に課題が解決できているようであればチームビルディングはうまくいっています。
チームとしてはこの機能期を目指すべきであり、持続させることが重要です。

散会期

散会期はチームが解散する時期の状態です。
機能期がうまくいったチームは、メンバー同士の別れを惜しむでしょう。
達成した目的や成果を振り返り、お互いを認めあえるのが理想です。
このような時間を取ることで、チームが解散してもメンバーが仕事へのモチベーションを維持できます。

オンラインにおけるチームビルディングの重要性

チームビルディングとは?目的やメリットについて具体例を交えて解説
コロナ禍により仕事のオンライン化が進みました。
直接コミュニケーションを取る機会が減り、チームビルディングの重要性はさらに高まっています。
きっかけは新型コロナウィルスでしたが、今後もリモートワークなどのオンライン化の流れは変わらないでしょう。
オンラインでもできるチームビルディングを活用し、今の時代に強いチームを作ることが重要です。

<こちらもチェック>
オンラインでこそ重要視されるチームビルディング|やり方と注意点を解説

チームビルディングの具体例

ここではチームビルディングの具体例をいくつかご紹介します。

社内イベント

社内イベントでチームビルディングを行うと、レクリエーション感覚で実施できるのでおすすめです。
新人研修や社内旅行で活用してみてください。

社内イベントでおすすめなのは「ブラインドスクエア」です。
ブラインドスクエアとは、複数のメンバーで目隠しをして一本のロープを持ち、ロープを正方形にするゲームです。
ロープを正方形にすることがゴールなのはチームリーダーのみに伝えられているので、どのように伝えて動いてもらうかなど、コミュニケーション能力が必要になります。
目隠し用のタオルとロープがあればできるのでおすすめです。

ビジネスゲーム

ビジネスゲームは社内の研修などで行うのに適しています。
メンバーのレベルや業務の内容にあったものを選ぶのが重要です。

ここではすでにお互いにチームで活動しているが、より連携を深めて行きたいときにおすすめの「ペーパータワー」をご紹介します。
ペーパータワーとは30枚程度の紙でタワーを作成し、その高さをチームで争うゲームです。
ただ単に高さを争うのではなく、複数回に分けてタワーを作ることでPDCAを回す練習にもなります。
タワーの高さを売上に置き換えることで、チームとして売上を上げる意識を植え付ける効果も期待できるでしょう。

オンラインでできるもの

最近はオンラインで仕事をしている場合も多いので、オンラインでもできるゲーム「THE商社 online オンラインゲーム」をご紹介します。
もともと「The 商社」というゲームがあり、そのオンライン版です。
The 商社は、1つの会社を3〜6人のチームで事業を行っていくビジネスゲーム。
他のチームと交渉をしながら会社を大きくしていきます。
ゲームの中で経営者としての視点も養えるので、多くのビジネスパーソンにおすすめです。

通常業務に取り入れる

チームビルディングは、あえて機会を設けることなく実施できるものもあります。

●意見を頭ごなしに否定しない雰囲気作り
●情報共有がスムーズになるようコミュニケーションツールを導入
●匿名でも発信できる仕組みを作る

「これさえやっていれば良い」というものはありません。
チームの連携を円滑にするため、チームにあった複数の施策を組み合わせることが重要です。

研修を受ける

チームビルディングは社内の活動としてできるものが多いですが、一度プロの研修を受けてからチームに浸透させていくのも1つの方法です。
やり方が実体験としてわかる上に、メンバーに「チームビルディングの意識がある」状態の方が効果的だからです。
いきなり社内でやろうと思っても、チームビルディングに理解が追いついていないメンバーには効果が薄いこともあります。
プロの研修を受けてから社内での活動を継続し、強いチームを作り上げていくと良いでしょう。

当社でも「チームビルディング研修」を行っていますので、ぜひご活用ください。

まとめ

チームビルディングについて解説してきました。

チームビルディングとは、個人の能力を最大限に発揮できる強いチームを作ることです。
強いチームができると、個人では難しい大きな目標の達成ができます。
実施できる活動やゲームはたくさんありますが、目的やメンバーのレベルに合わせたものを選ぶことが重要です。
また、チームビルディングは「1度やって終わり」ではなく、継続的に行い状況に合わせた活動をするようにしましょう。

チームビルディングは社内での活動でも行えますが、1度プロの研修を受けてみてはいかがでしょうか?
メンバーへの意識づけができている状態でチームビルディングを行うと、よりよい効果が期待できますし、やり方も具体的にわかるでしょう。

当社でも「チームビルディング研修」を行っています。
ぜひご活用ください。

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