【同じことに3つの行動パターン】
例えば、100メートルを15秒で走れるかどうか質問してみます。
EQの低い人は、『無理です』即答です。行動せずにあきらめます。
EQの平均的なレベルの人は、走ってみないとわからないので、走ってみます。
結果は、16秒。密かに15秒以内で走れると思っていましたが・・。
そして、結果に対して、落ち込みます。15秒で走れなかったことに対してショックを受けます。
EQの高い人の場合、同じように走ってみて、結果は16秒。
15秒以内で走れませんでしたが、落ち込むことなく、どうすれば、あと1秒短縮して15秒で走れるか考えて対策を取ります。
あるいは、実際に、15秒以内で走れる人にアドバイスを受けます。落ち込むという行動はありません。
同じことに対しても、EQの低い人と、平均的な人、高い人の対応が違うところが興味深いです。
付け加えるなら、EQの高い人は、頭の中でハッキリして明確化されています。
100メートル9秒は、できないゾーン。
20秒はできるゾーン。
15秒は走ってみないとわからないゾーン。
そして、14秒で走りたいという願望。
①できること、②できないこと、③どちらか試してみないとわからないこと、④将来的な願望や目標。
この4つが整理されてハッキリしています。
EQの低い状態では、このようなことが頭の中で整理されないまま、複雑に入り混じっています。
なので、選択や決定にとても時間がかかり、結果に対して一喜一憂しすぎてしまいます。