1on1で話すこととは?目的や注意点、テーマも6つ具体例をご紹介
2023年8月2日|カテゴリー「人材育成コラム」
社員の成長を促進させる方法として多くの企業で取り入れられているのが「1on1ミーティング」です。しかし、効果的な1on1ミーティングをするために何を話せばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、1on1ミーティングで話すことについて詳しく解説していきます。実施する上での注意点や具体的なテーマもご紹介しておりますので、これから1on1ミーティングをする方はぜひチェックしてみてください。
1on1ミーティングとは
人事面談との違い
人事面談と1on1ミーティングは、どちらも上司と部下が一対一で面談する形式であることから似ているものを考えてしまいがちです。しかし、1on1ミーティングが「部下の育成」を目的としているのに対し、「人事評価」の一環として行う人事面談では、実施する頻度やヒアリング内容に関しても違いがあります。
<目的>
・1on1:部下の育成
・人事面談:部下の管理や仕事の評価
<内容>
・1on1:今後のキャリア形成相談からプライベートなことまで
・人事面談:人事評価や目標について
<実施頻度>
・1on1:週1〜月1回程度
・人事面談:四半期に一回程度
<部下の反応>
・1on1:自分の意見を傾聴してくれるためストレスはない
・人事面談:評価や目標に関する話からストレスを感じる可能性がある
「部下の育成」を主点としている1on1ミーティングでは、目的の違いから上司の話すことも人事面談とは異なるのです。
進め方
1on1ミーティングは、コミュニケーションの中で上司が部下に質問を投げかけながら部下の意見を引き出す、といった流れで進めていきます。
しかし、部下の話を引き出そうとして上司が一方的に話すことや指示を出すような独占的な進め方は好ましくありません。効果的な1on1ミーティングの実施には、上司の話すことや話題の振り方が鍵になります。
ぶっつけ本番でミーティングに臨むのではなく、実施前に話すテーマを事前に決めておきます。その上で、上司と部下のお互いが伝えたい内容を考えておき、部下にも主体的に参加してもらうことが大切です。実施中は、部下の話を聞くことに集中し、すぐにアドバイスや解決策を提示することは避け「どうすればいいかな」と、自律的に考えるように誘導します。
1on1ミーティングの目的
部下の意見を聞く
部下の成長を促進する
社内や社員の状況を把握する
1on1ミーティングで話すテーマ例
業務の課題の改善方法
モチベーション
目標の設定や自己評価
今後の戦略や方針
健康状態
プライベート
話す際に注意すべきポイント
ミーティングテーマを決める
部下が話しやすい雰囲気を作る
部下の話に耳を傾ける
部下の話を引き出せるテーマを心がけよう
今回は、1on1ミーティングで話すことについて、具体例を交えながら解説しました。
1on1ミーティングは、上司と部下の関係性を深め、会社の人材を成長させられる貴重な機会です。何をテーマにするかで得られる効果に差があるので、部下としっかり話し合い、充実した時間になるようなテーマを選びましょう。
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