若手社員研修とは

若手社員研修
若手社員研修は、新入社員研修を終え、独り立ちを始めた若手社員が自立して業務に取り組み、成長するためのスキルを学ばせる研修です。セゾンパーソナルプラスでは入社3~5年目の社員を対象としています。

若手社員はできる業務が徐々に増える一方で、スキル不足のせいで案件がうまく回っていない、目の前の案件をこなすことに精一杯で仕事の意義を見失い、モチベーションが低下している、といった問題が起こりがちです。自社に定着し、中核的な働きを担う人材に育てるためには、若手と言われるタイミングできちんと基礎を身に付けることが重要で、若手社員研修はその一環としての役割を担っています。

若手社員研修で実施されるプログラムは以下のようなものが挙げられます。

若手社員研修のプログラム

ビジネスマナー研修
社会人として働くうえで必要な、仕事で関わる人を不快にさせないための基本動作を習得する
コミュニケーション基礎研修
仕事で関わる人と良い人間関係を構築し、より円滑に仕事を進めるためのスキルを習得する
社会人基礎力研修
多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力を習得する
チームワーク研修
チームのメンバーと力を合わせて成果を出すためのポイントを習得する
フォロワーシップ研修
チームのリーダーや先輩の補佐役として必要な動き方を習得する
セルフマネジメント研修
自ら目標を設定し、目標達成、自己実現を図るための意識醸成や、そのための具体的な方法を習得する
キャリア研修
周囲からの期待を理解し、自らキャリアを描いて実現に向けて行動するための方法を習得する



「若手社員研修」がのよくある課題とアプローチ

「若手社員研修」は、以下のような課題をお持ちの企業・組織のみなさまにおすすめの研修です。

若手社員のよくある課題

● より主体的に仕事に取り組んでほしい
● 他者と連携して円滑に仕事を進められるようになってほしい
● 入社時のモチベーションを維持しつつ仕事に取り組んでほしい

若手社員研修によるアプローチ

若手社員研修
任された業務に対して主体的に取り組めておらず、先輩のサポートなしではうまく進行できない、という課題です。結果的に、先輩社員の負担が軽減されず、本人もやりがいを感じづらくモチベーションの低下を招きます。

背景には、業務の経験値が少ないため、適切な動き方が分からずに主体的になれないことが挙げられます。また、タスク分解や時間管理などのスキルが乏しく、業務量が増える中で仕事がうまくいかない状況が悪循環を生み、主体的に動けなくなってしまうこともあります。

この課題の解決策として、セゾンパーソナルプラスでは、「仕事に対するマインドの持ち方」「業務のさばき方」「自分の役割の認識」を研修を通じて学習させ、主体的に仕事に取り組めるスキルの習得を目指します。

● 社会人基礎力研修
→仕事に対して積極的に取り組むマインドを醸成する
● セルフマネジメント研修
→生産性を上げる仕事の進め方、タイムマネジメント、などを学ぶ
● フォロワーシップ研修
→チームのリーダーや先輩の補佐役として必要な動き方を理解する

一人前の職業人として、案件やプロジェクトに関わる他者と連携しながら、円滑に仕事を前に進められない、という課題です。例えば、先輩と一緒に業務を進める場合にコミュニケーションが適切に取れておらず、認識に齟齬が生まれてトラブルを招く、といったケースは典型的です。

この課題は、実践的な場面での報連相や他者との関係性構築のスキルが未熟であることに起因します。報連相の実務での応用は案外難しいものです。また、相手との関係性を構築できていないが故に、意思疎通が図りづらく、連携がうまくいかない可能性もあります。

この課題の解決策として、セゾンパーソナルプラスでは、「相手との関係性を構築するためのコミュニケーション力」「実践的な場面での報連相」「関係者との合意形成」を研修を通じて学習させ、他者と連携しながら円滑に仕事に進められるスキル習得を目指します。

● コミュニケーション研修
→相手との信頼関係構築を含めたコミュニケーションスキルを学ぶ
→実践的な場面での報連相、上司・先輩からの指示の受け方を習得する
● チームワーク研修
→チーム力向上の必要性、チームメンバーとの合意形成の手法を学ぶ

若手社員はモチベーションが低下しやすい時期で、なおかつ自身で持ち直すことが難しい、という課題です。そのままにしておくと社員の早期離職に直結するため、放置は厳禁です。

モチベーション低下の理由は、思うように仕事ができない、待遇に不満がある、人間関係がうまくいっていない、などさまざま。ただし、そもそも将来のキャリア像と自分の仕事を結び付けられておらず、仕事に対してやりがいを見出だせていないケースも少なくありません。

この課題の解決策として、セゾンパーソナルプラスでは、「仕事をする上でのキャリア設計の重要性やキャリアの描き方」「描いたキャリアを実現するための目標設定の手法」を研修を通じて学習させ、モチベーションを自身でコントロールするスキルの習得を目指します。

● キャリア研修
→会社から期待されているキャリアイメージを理解する
→キャリアデザインの手法を学ぶ
● セルフマネジメント研修
→目標設定と振り返り、モチベーションを高める手法を学ぶ



研修カリキュラム一覧(例)

◆モチベーションマネジメント


・自身およびメンバーのモチベーションアップに向けて

 【若手社員向け】モチベーション研修~モチベーションマネジメント編~(半日)


モチベーションに関する知識を深め、自身およびメンバーのモチベーションアップにつなげる

 【若手社員向け】モチベーションアップ研修




◆クレーム応対


・クレームを恐れないマインドとスキルを身につける

 【若手社員向け】クレーム応対研修~基礎編~


・クレーム応対力をレベルアップさせ、相手との関係構築につなげる

 【若手社員向け】クレーム応対研修~実践編~



応対力向上


CS意識を高めて、一ランク上の応対を行う

 【若手社員向け】CS向上&応対スキル向上研修(半日)


聴く力を強化して、お客様との関係を深める

 【若手社員向け】応対力向上研修~お客様とのコミュニケーション編~


・WIN-WIN-WINの関係になる応対力(交渉術)を習得

 【若手社員向け】応対力向上研修~交渉・アサーティブコミュニケーション編~



◆説明力向上


・ “より分かりやすく伝える”ための説明力を磨く

 【若手社員向け】説明力向上研修


プレゼンテーションの定義を認識し、資質と心構えを習得する


人前で話す際に必要な技法を習得し、完成度の高いプレゼンテーションを身につける


論理的な話の組み立てに基づいた説得力のある話し方を習得する




◆コミュニケーション


効果的なコミュニケーション方法と考え方を理解する

 【若手社員向け】コミュニケーション力向上研修(基本)


・好感を持たれる話し方や聞き方などについて習得する

 【若手社員向け】コミュニケーション力向上研修(自己認識/他己認識)


・現場での信頼感の醸成と組織全体での効率化に向けて

 【若手社員向け】コミュニケーション研修~報・連・相/指示の受け方編~


関係構築の考え方とコミュニケーションの実践ポイントを習得する

 【若手社員向け】ネゴシエーション力(関係構築・アサーション)向上研修


オンラインで留意すべきコミュニケーションスキル強化を通して、生産性の向上や成果創出につなげる

 【若手社員向け】オンライン版 コミュニケーション力アップ研修 ~プレゼン力強化編~


オンラインで留意すべきコミュニケーションスキル強化を通して、生産性の向上や成果創出につなげる

 【若手社員向け】オンライン版 コミュニケーション力アップ研修 ~傾聴力強化編~


オンラインで留意すべきコミュニケーションスキル強化を通して、生産性の向上や成果創出につなげる

 【若手社員向け】ハラスメント防止研修(4時間)※2時間でも可


オンラインで留意すべきコミュニケーションスキル強化を通して、生産性の向上や成果創出につなげる

 【若手社員向け】ハラスメント防止研修(3時間)


オンラインで留意すべきコミュニケーションスキル強化を通して、生産性の向上や成果創出につなげる

 【若手社員向け】ハラスメント防止研修(1時間半)



◆論理的思考力(ロジカルシンキング)


・問題解決力の礎となる思考力を磨く

 【若手社員向け】論理的思考力(ロジカルシンキング)基礎研修



フォロワーシップ


組織として成果を出す為の鍵となる「フォロワーシップ」を学ぶ

 【若手社員向け】フォロワーシップ研修~チームを良くする関わり方~




◆その他


報告書の作成演習を行い、文書作成の実践スキルを高める

 【若手社員向け】ビジネスライティング力(書く力)向上研修


・自身の計画力、効果的な優先順位のつけ方、実行スピードの向上を図り、生産性の効率につなげる


若手社員に求める状態を最短距離で実現するプログラムを選定

若手社員は業務の経験が浅い分、先輩・上司から見ると「あれもできていない、これもできていない」と大小さまざまな課題が目に付きがちです。しかし、それぞれの課題に対して優先度を付けずに、無作為に学習を促しても効果は限定的です。

セゾンパーソナルプラスでは、まず個々の企業様の事情に応じて、若手社員に求める状態を一緒に定めた上で、その状態に最短距離で到達するための無駄のない研修プログラムをご提案します。その一例として、小売店事業を展開する大手企業様にセゾンパーソナルプラスの若手社員向け研修を導入いただいた事例を以下にご紹介します。

● 導入企業
 ○ 全国に店舗を持つ大手小売店企業様

● 研修実施の経緯
 ○ 2年目以降の社員については教育方法を各店舗に任せていた
 ○ 先輩社員からのOJTがメインで、店舗ごとに教育の仕方や内容が異なっていた
 ○ その結果、店舗によって若手社員の保有スキルやレベルにばらつきがあった
 ○ キャリアデザインのスキルも乏しく、仕事に対するモチベーションが低下し、離職者も増えていた
 ○ これらの課題を解決するために、若手社員への教育を本社主管とし、セゾンパーソナルプラスと共同で研修プログラムの設計に取り組んだ
 ○ これまで曖昧だった「若手社員に求める状態」を定義し、その状態を実現するために最低限必要な学習項目に絞った
 ○ 各店舗から若手社員を集合させ、研修プログラムを受講させた

● 実施した研修プログラム
 ○ 同社で働く上での価値観の認識
 ○ 基本的なビジネスマナーの見直し
 ○ チームの一員としてのフォロワーシップの必要性
 ○ 5年後を見据えたキャリアデザイン

● 研修後の調査から見えた効果(アンケート、店舗評価、ヒアリング調査などから集計)
 ○ ビジネススキルの底上げによる、店舗ごとのスキル格差の軽減
 ○ 会社への帰属意識の向上
 ○ 同社で働くことに対するモチベーション向上

若手社員研修の基本カリキュラム

◆研修のゴール
社会人としての必須スキルであるビジネスマナーとコミュニケーションの再習得・強化を図る。

カリキュラム 内容
オリエンテーション
・自己紹介
・研修の目的と進め方
・若手社員に求められる主なスキル
自己紹介では、アイスブレイクを取り入れながら場を温めます。
研修の目的や進め方、参加する上での注意事項を確認します。
若手社員が習得しておきたい、これから学習するスキルを確認します。
若手社員に必要なスキル
①ビジネスマナー
・対面のビジネスマナー
・電話のビジネスマナー
・文書のビジネスマナー
社会人としてのビジネスマナーについて改めて確認します。
対面。電話、文書(Eメール)において、それそれ必要とされている基本動作について、具体的な事例を用いながら解説、再習得を図ります。
若手社員に必要なスキル
②コミュニケーション基礎
・【ワーク】コミュニケーションワーク
・コミュニケーションとは
・コミュニケーションの具体的手法
コミュニケーションの必要性を体感するワークを行います。
ワークを振り返りながら、コミュニケーションとは何かについて改めて考えます。
コミュニケーション力を向上するための具体的な手法(聴く・話す)を具体的な事例を交えながら学習し、習得を図ります。
まとめ
・学習内容のまとめ
・質疑応答
学習内容を振り返ります。
質疑応答を通じて疑問点の解消を図ります。
◆研修のゴール
社会人としての基礎的な能力を理解したうえで、チームの成果に貢献するための基本行動の習得を図る。

カリキュラム 内容
オリエンテーション
・前日の振り返り
・研修の目的と進め方
前日の学習内容について振り返りを行い、再定着を図ります。
研修の目的や進め方、参加する上での注意事項を改めて確認します。
若手社員に必要なスキル③社会人基礎力
・「社会人基礎力」が求められる背景
・【ワーク】社会人基礎力セルフチェック
・「前に踏み出す力」
・「考え抜く力」
・「チームで働く力」
経済産業省が提唱し、働くうえで高めていくべき力とされる社会人基礎力(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力)について、提唱されている背景を確認します。
社会人基礎力のセルフチェックを行い、現状の自身の強みや弱みを確認したうえで、個々の具体的スキルや行動について理解を深めます。
若手社員に必要なスキル④チームワーク
・【ワーク】チームワークとは
・チームワークに必要な要素
・チームに貢献するための具体的行動
チームワークに関するゲームを行います。
ワークの振り返りを通じて、チームワークを高めるために必要な要素について確認し、チームの一員として、チームの成果向上のためにどのような行動が必要になるのかを考えます。
若手社員に必要なスキル⑤フォロワーシップ
・フォロワーシップが必要とされる背景
・フォロワーシップの要素
・【ワーク】自らに求められる具体的対象と方法
組織やチームを率いるリーダーを補佐する必要性が高まっていることについて理解します。
フォロワーシップに必要な要素について理解を深めたうえで、自らが求められている対象(上司等)や方法について考えます。
まとめ
・学習内容のまとめ
・質疑応答
学習内容を振り返ります。
質疑応答を通じて疑問点の解消を図ります。
◆研修のゴール
現状の自己の課題を洗い直したうえで、今後のキャリア形成に向けて進むべき方向性を明確にする。
カリキュラム 内容
オリエンテーション
・前日の振り返り
・研修の目的と進め方
前日の学習内容について振り返りを行い、再定着を図ります。
研修の目的や進め方、参加する上での注意事項を改めて確認します。
若手社員に必要なスキル
⑥セルフマネジメント
・セルフマネジメントの必要性
・セルフマネジメントを行うための具体的手法
・課題の洗い出しと目標設定
・【ワーク】自己の課題の洗い出しと目標設定
自ら目標を設定し、自己実現を図るためのセルフマネジメントについて、必要性や具体的な手順を理解します。
これからセルフマネジメントを行う上での自己の課題を洗い直したうえで、その課題の解決の方向性や具体的な行動を立案します。
若手社員に必要なスキル
⑦キャリアデザイン
・キャリアデザインとは
・主体的にキャリアを描く必要性
・キャリアデザインのための具体的方法
・【ワーク】キャリア設計
キャリアデザインの意味やキャリアを主体的に自ら描いていく必要性について理解します。
キャリアデザインのための具体的手法である、大きな方向性を見据えたうえで長期キャリアから短期キャリアまでブレイクダウンする方法を理解し、実際にキャリアデザインを行います。
まとめ
・学習内容のまとめ
・質疑応答
・行動宣言
学習内容を振り返ります。
質疑応答を通じて疑問点の解消を図ります。
研修内容を踏まえ、明日からすぐに始める行動を参加者に共有します。

若手社員研修実施時のポイント

(1)若手社員に期待する状態を明確にする

研修の費用対効果を上げるためには、若手社員に期待する状態を明確にすることが重要です。

企業様ごとに若手社員に期待する状態や身に付けて欲しいスキルの必要性や優先度は異なります。優先度の高いものを予め明確にしておくことで、リターンの期待値が大きい研修に投資を集中できます。

(2)自身のスキルやキャリア形成を見つめなおす研修を取り入れる

若手社員の定着を促し、成長度を高めるために、現状のスキルの見直しと将来的なキャリア像を描くための研修も取り入れましょう。

若手社員は仕事を通じて達成したい目標が曖昧になりがちです。現状や将来を見つめ直す研修を受けさせることで、身に付けなければならないスキルが可視化され、結果的に業務を通じた成長幅も大きくなります。

お問い合わせ


※お電話の場合は「06-6356-8522」までお問い合わせください
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