労使協議制とは<労1>|人材育成用語集

労使間において、会社の生産や経営、運営方法などについて話し合いの場を設ける制度。

一般的には労働組合による使用者との団体交渉と区別されるが、実質的に同じ場合もある。

Select!労務管理『1分間』<労1>

労務管理『1分間』用語集16(労使協議制)
「労使協議制」とは、生産工程の見直しや評価基準の制定、あるいは室内の清掃に関することなど、会社経営に関する様々なことを、労働者(の代表)と使用者が話し合い、合議を取る制度のことです。

企業により形態や名称は様々なようです。「労使協議会」という堅苦しい名前ではなく、「運営会議」や「全社ミーティング」という名前である場合もあれば、労働組合との団体交渉や労使委員会と実質的に同じである場合もあるようです。

ある調査では、労使協議制の設置動機として、決定事項を迅速に労働者に通知することによる生産性の向上や、団体交渉の前交渉として用いることがあげられています。

しかし、労使間がお互い意見を出し合うことによる意思疎通や相互理解が最も多い設置動機割合を示しています。

労務管理『1分間』用語集
トップへ戻る