希望だけでなく、能力や業績評価を従業員自らに行わせ、人事考課などに活用する制度も、自己申告制度の一つである。
自己申告制度とは<労1>|人材育成用語集
従業員が、異動や勤務形態変更など自らの就業に関して希望することを会社に申告する制度。
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「自己申告制度」の名称や実態は企業によって様々あるようです。
一般的には、従業員が人事異動の前に、異動や職種変更の希望などを会社に自ら申告する制度という説明になります。
しかし、自分の業績や能力などを申告し、人事考課で活用するような制度のことを「自己申告制度」と呼ぶこともあるようです。
「自己申告制度」を活用することのメリットとしては、会社や上司と従業員との認識のギャップが明確になることや、経営判断を行う際の指標として活用できることがあげられます。
しかし、もともとは従業員の意識向上を図るための制度であるにも関わらず、目的やルールを明確にせずただ自己申告させようとしたり、申告したのに何もフィードバックを返さなかったりすると、従業員の不満を生むことがあるので注意が必要です。