マイクロラーニングとは|人材育成用語集

マイクロラーニングとは、5分から10分という短時間で完結する学習方法のこと。この手法は、必要なスキルや知識を短期間で効率的に習得するために用いられます。

近年、デジタル化の波に乗り、スマートフォンやタブレットでいつでもどこでも学習を進めることができるようになりました。この流れはビジネスの現場にも多大な影響を及ぼしており、継続的なスキルアップが求められる中で人材開発に携わる担当者の注目を集める学習手法の一つです。

マイクロラーニングの効果

マイクロラーニングには以下のような特長や効果があります。

・短時間での学習
通勤中や休憩時間、待ち時間などのスキマ時間を有効活用して、学習を進めることができます。

・集中力を保ちやすい
一つのトピックが短いため、集中力を維持しながら効果的に学習することが可能です。1タームを25分として短い時間の作業と短い休憩を繰り返す「ポモドーロ法」という手法がありますが、マイクロラーニングではさらに短い所要時間で学習する想定です。

・臨機応変
必要な知識やスキルを、ピンポイントに習得することができます。学ぶ時間やリソースが限られている場合には、特にこのメリットを享受できるでしょう。

マイクロラーニングを実践するためのポイント

マイクロラーニングを効果的なものにするための具体的な実践方法は、以下の通りです。

・コンテンツを適切に分割する
内容を小さなセクションに分け、短時間で理解できるよう整理しておくことが重要です。この時、ただコンテンツを分けるだけでなく、各単元だけで独立して学習を進められるかどうか検証しておくようにしましょう。

・さまざまなメディアを活用する
テキスト形式以外にも、動画やクイズ形式、図や表などを効果的に組み合わせることで、学習体験の幅が広がります。

・学習者へのフィードバックを行う
学習の進捗に応じて学習者に対して適切なフィードバックを提供し、理解度を高めるサポートを行うことが大切です。

・どこからでもアクセスできるように工夫する
クラウドベースの学習プラットフォームやアプリケーションを用いて、学習コンテンツへのアクセスのしやすさを確保しておくことで、「出先ではスマートフォンで」「家ではパソコンで」といった使い分けができるようになります。スキマ時間で学習を進めるためにも、時間や場所を問わず学べる環境を作りましょう。

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