【ち】中心化傾向<労1>

5段階評価で3点ばかりつけてしまうなど、評点が基準の中心に偏ってしまうこと。

人事評価などで評価者が起こしやすい評価エラーの一つで、「中央化傾向」ともいう。
労務管理『1分間』用語集15(中心化傾向)
中心化傾向はその名の通り、評価基準の中心(中央)に評価が寄ってしまう、評価エラーの一つです。本来なら「とてもよい」や「とても悪い」という極端な評価を付けなくてはいけないのに、「ややよい」「ふつう」「やや悪い」(しかもそのほとんどが「ふつう」)という評価結果になることをいいます。
この要因が起こる要因として、
・評価者自身が評価基準への理解や被評価者の仕事ぶりに対する情報などが不足している(ゆえに評価に自信がない)
・被評価者に悪い評価をつけることによって、報酬など待遇を落としたくないという気遣い
・人を差別化したくないという意識
・被評価者に嫌われたくない、波風を立てたくないという気持ち
などがあげられます。
いずれにしろ、中心化傾向が強すぎると、本来「とてもよい」をもらうべき人の意識を落としたり、「とても悪い」をもらう人の改善を促せなかったりするため、注意が必要です。
労務管理『1分間』用語集