サーバントリーダーシップとは|人材育成用語集
サーバントリーダーシップとは、従来の「リーダーのために部下が存在する」という組織の考え方を逆転させた、「部下を支えるためにリーダーは存在する」という考え方をいいます。サーバントリーダーシップにおけるリーダーシップとは相手への奉仕を忘れない、チームを導くための支援型リーダーシップをいいます。部下の能力の肯定や、互いの利益になる信頼関係を築くことに重点を置くとされています。
理想とされる像
自らの良心に従い、よりよい世界へ部下や周りを導くことを自分の責務と捉え、その上で部下を中心に考えた組織運営を行うことを理想としています。
「部下のいいなりになる」のではなく、メンバー各自のモチベーション管理や失敗を生かせる環境作りを行うなど部下が自身で成長できる場を設けることが大切になります。
役割
キーワードは「奉仕」です。カリスマ性や高位の職権が伴わずとも、相手への奉仕の精神を忘れずに相手を導くことが役割です。
必要な能力10個
NPO法人「日本サーバントリーダーシップ協会」によると、サーバントリーダーシップをとっていく上で重要とされている能力や特徴が10あると言われています。
・傾聴
・共感
・癒やし
・気づき
・説得
・概念化
・先見力
・執事役
・人々の生活に関わる
・コミュニティを作ることができる
得られる効果
実際にサーバントリーダーシップを導入した際に得られる効果を紹介します。
・社員パフォーマンスの向上
・顧客満足度の向上
・社内コミュニケーションが円滑になる