エンゲージメントとは|人材育成用語集

エンゲージメントとは、一般的に「約束」「雇用(契約)」「婚約」などを意味する言葉です。しかし、人事領域では、従業員が組織に抱く「愛社精神」「愛着心」「思い入れの強さ」といった意味の「従業員エンゲージメント」と、「熱意をもって仕事に取り組める」「仕事から活力を得ている」といった「ワーク・エンゲージメント」という2つの意味で使われています。

エンゲージメントの重要性

エンゲージメントが高い従業員は、自分の仕事に対して深い関心と熱意を持ち、組織の目標達成に積極的に貢献します。これは組織の生産性を向上させ、結果的に組織のパフォーマンスを高めることにつながります。また、エンゲージメントが高い従業員は、職場に対する満足度が高く、離職率が低いという特徴もあります。

エンゲージメントを高める方法

エンゲージメントを高めるための方法には、以下のようなものがあります。

コミュニケーションの強化

上司や同僚とのコミュニケーションが円滑であれば、従業員はよりエンゲージメントを持って働くことができます。フィードバックの機会や定期的なチームミーティング、社内SNSなどのツールを活用することが有効です。

フィードバックの提供

本人が自分の「強み」に気付いていない場合には、上司や先輩が気付いた要素をフィードバックすることが重要になります。特に近年注目されている「1on1」は、上司と部下が1対1で向き合い対話を行うことができるので、「強み」の発見に効果的です。

エンゲージメントの測定

従業員エンゲージメントの可視化や改善に役立つ指標として、「eNPS」というものがあります。これは、従業員が会社をどれだけ推奨できるかを測る指標で、アンケート形式で実施します。測定結果をもとに、次の施策立案につなげることができるでしょう。

エンゲージメントは、組織の成功にとって重要な要素です。人事担当者としては、この概念を理解し、日々の業務に活かすことが求められます。

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