近代経営学を確立したとされるチェスター・バーナード氏は、「組織」を「意識的に調整された2人以上の人々の活動や諸力のシステム」=「公的組織」と定義し、それが機能するのに欠かせない要素として、
以下の3つを挙げています。
①共通の目的(common purpose)
②協働の意識(willingness to serve)
③意思の疎通(communication)
どれか一つが欠けたり、バランスが失われることによって、組織にシステム不全が起こり、組織の目標達成がなされないという事態に陥るということを示したものです。
そのことを示した著書「経営者の役割」は、経営学における古典的名著作として、
いまだ、会社経営に関わる多くの人に読まれています。