分野・業界の異なる者同士が議論や問題解決などに取り組むワークショップで”視野の拡大””既成概念の打破”を!
他流試合型のメリットは、異業種の受講者との討議により、自社の常識や習慣にとらわれない新しい視点や発想を獲得できることです。
本セミナーは、有望な技術やビジネスモデルを持つ他社人材との交流を通じて、戦略発想力、ビジネス企画のスキルを高めることを目的としたワークショップです。
実施項目 | 内容 |
1.オリエンテーション | ・主管元ご挨拶 ・講師自己紹介 ・研修の目的 ・グループ内自己紹介 <講義> |
2.社会的問題とビジネスの関係性 ・「経世済民」 ・社会的問題の定義 |
・「世の中をよく治めて人々を苦しみから救う」ためにビジネスがあること、その解決にビジネスが有効であることを認識します。 ・社会的問題とはどのようなものであるのか。事例の紹介やディスカッションを通じて、実感が伴うレベルで確認します。 <講義・グループ討議> |
3.社会問題の解決コンセプトを考える ・誰のどんな問題か ・その問題を解決したときに得られる社会 ・課題が起きている真の原因 ・課題への対策 |
・「誰に」「どんな問題が」が起きているのか。どのように困っているのか。グループ内で出しあいます。 ・社会的問題を解決したときに得られる社会(ビジョン)を景色を見るがごとくグループのメンバー間でイメージします。 ・理想と現状のギャップが生じている背景、本質的な原因を深掘りしていきます。 ※上記、ロジカルシンキングのフレームワークを用いながら進めます。 <個人検討~グループ討議> |
4.社会的課題解決のためのビジネスプランニング全体像 ・各社ごとのビジョンと自分のビジョン ・新商品/サービスにおける企画から実行計画まで ・アイデアを生み出す |
・第3章で検討した「課題への対策」を、各社が協働(協業)してビジネスで実現する設定でプランを検討していきます。 ・はじめに、色々な企業のビジョン、それが新規事業、サービスにつながった事例をご紹介します。 ・参加企業各社のビジョンを共有し合います。その過程において自社のビジョンと第3章で議論した社会的課題解決の接点、各社間のビジョンの接点を見出していきます。 ・「戦略」(誰に)(何を)「戦術」(どのように)、予算&体制、実行、検証の全体像を講義します。⇒後頁のイメージご参照ください。 ・アイデアを生み出し、練り上げ、まとめる「戦略マップ」について解説します。 <講義・グループ討議> |
5.顧客の環境① ・観察からのイノベーション ・顧客のマクロ環境 |
・ドラッカーの7つの視点をご紹介します。自身の体験を踏まえて、イノベーションの機会について考えていただきます。 ・顧客を取り巻くマクロ環境をPEST分析を用いて洗い出します。 <講義・グループ討議> |
6.まとめ | ・次回研修までにグループで取り組む課題及び取り組み方の案内 <講義> |
実施項目 | 内容 |
2.前回課題のグループ発表&フィードバック ・各社のビジョンと各社間のビジョンの接点 ・協働解決しようと考えている社会的課題、真因 ・対象とする顧客(ないし困っている人々) ・PEST分析の結果と気づき |
・「社会的課題への対策を各社が協働してビジネスで実現する」その仮定で顧客のマクロ環境をPEST分析で洗い出し、完成させて持ってくることまでを第1日の事後課題とします。 ・グループ発表に対し、他のグループからの質問や追加提言、講師からのフィードバックを加え、ビジョン~顧客の分析を深めます。 <発表・全体質疑> |
3.顧客の環境② ・顧客のミクロ環境 ・誰に提案するのか? ・顧客の状態と商品 ・顧客の特徴を掘り下げる |
・B to B、B to C における顧客を考えます。顧客は「具体的なペルソナ」です。B to Bの意思決定においては、求めている価値が多様な関係者たちがいます。B to Cにおいても、複数の関係者が生じます。顧客を調べつくす重要性を認識します。 ・顧客の状態(認知/興味/購入/ファン)と、商品/サービスの位置づけ(提供商品/フロントエンド/バックエンド)について理解します。 ・これらのことを踏まえて、自グループが対象としている顧客について更に掘り下げます。 <講義・グループ討議> |
4.自分たちの強み ・強みとは何か ・競合との比較 |
・「強み」とは「顧客に選ばれる理由」であること、そして「強み」を生み出す「独自資源」(リソース)は「差別化」の根拠であることを解説します。 ・競合にはない、自社にだけある組織文化や特徴を考え共有します。 ・社会的課題解決に資する強みを協働でどう出せるかも考えます。 <講義・グループ討議> |
5.価値をつくり出す ・価値とは何か ・価値を表現する ・価値をチェックする |
・顧客が「価値」を認識しやすくするための表現の仕方を教えます。 ・戦略マップにおける「価値」定義がズレてないかをチェックする観点をお伝えします。 <グループ討議・講義> |
6.中間発表 ・セミプレゼンとフィードバック |
・グループの協働プランをいったん整理し、不足点を確認します。 「誰に?(対象顧客)」「何を?(顧客が困っていること、価値)」「どのように?(商品・サービスの概要)」提供するのか? 「なぜ?」わが社、自分たちがやるのか? <発表・全体質疑> |
7.まとめ | ・次回研修までにグループで取り組む課題及び取り組み方の案内 <講義> |
実施項目 | 内容 |
1.オリエンテーション | ・前回の振り返り ・アイスブレイク <講義> |
2.企業を取り巻く環境変化 (「デジタルビジネス基礎」) |
・テクノロジーを切り離して変革推進は叶えられません。そこで、テクノロジーの変化が社会の価値観の変化、社会的課題解決に与える影響について認識を深めます。 <講義・グループ討議> |
3.実行計画に落とし込むためのシミュレーション ・計画の作り方(全体像) ・企画に必要なお金の考え方 ・体制 ・KPI/KGI/ソーシャルインパクト ・商品/サービスのチェック方法 |
・まず、商品・サービスを開発し展開していくには、インプット・プロセス・アウトプットのステップがあることを認識します。 ・「企画に必要なお金の考え方」のコーナーでは、売上の増やし方、変動費に該当するもの、販管費に該当するもの、損益分岐点について理解を深め、各グループの社会的課題解決のビジネスプランに対して採算性シミュレーションを行います。 ※講師が開発したExcelツールを利用します ・グループの各社がそれぞれ個社で、また協働でどのような体制を敷いて商品/サービスを企画するかを検討します。(営業体制、開発体制、パートナー、スキルセット等) ・「KPI」(例:売上、リード、新規顧客数)、「KGI」(例:営業利益)といった観点に加えて、ソーシャルインパクト(その社会問題がどれだけ解決されているかを測定する指標)も各グループのプランにおいて考えます。 ・ビジネスプラン「商品/サービスの企画」をチェックする観点について講師より解説します。 <講義・グループ討議> |
4.ビジネスプラン発表 ・プラン作成 ・プラン発表 ・フィードバック |
・これまでに学んだことを総動員し、プラン発表の準備を行います。デジタルの観点の追加や実行計画に落とし込むためのシミュレーションの追加をしつつ、ブラッシュアップいただきます。 ・その後、発表に移ります。 <グループ討議・発表・全体質疑> |
5.まとめ | ・講師より総評 ・今後に向けた自己宣言(グループ内相互) ・講師よりエール:オープンイノベーションにより、社会的な価値と経済的な価値を実現する <講義・自己宣言> |