4月後半から5月にかけて、家にいることが多かったですね。
だんだんと、陽の光にあたること自体がおっくうになってきたので、家にある本を読み返していました。
まんがとかビジネス書とかエッセイとか・・・

読み返した中でおもしろかったのが、
『日本の運命について語ろう』浅田次郎著
未来を予測するには、まず過去からということで、浅田さん得意の、近現代史について「語られて」いました。
現代の問題は、過去に何があったからなのか。
そしてそれは、当時のどういう人たちのどういう想いから始まっていったのか。
人の心の動きというのは、時代を経ても変わらないことも多く、現在から未来へ、社会がどう動いていくのかのヒントになります。
大昔の話もいいけど、やはり近現代史がおもしろいですね。
いろいろあっても、今の自分は、過去に生かされているんだな、とも思いました。
もう一冊、
『葬送の仕事師たち』井上理津子著
多くは語るに及びませんが、いろいろ考えてしまいます。
そのうちの一つ、「おくりびと」的なことをする人たちについて。
ものすごいサービス業だと思います。
めっちゃくちゃに厳しくマナーを習得し、一言二言お話をするだけで、キモチを深く察するスキル。
その人が置かれていた状況や、周りの人たちの価値観も理解する。
それでいて、テキパキと重労働もこなす。
自分にはできそうもなく、すごいなあと思ってしまいます。
自分だったら、単に神妙にすることくらいしかできないのでは・・・。
合理化が求められる昨今だけど、関わる人たちの「キモチ」を最大限に理解し、心を救うおしごとって、いいなあと思う。
志事(しごと)なんて当て字が一時期はやりましたが、まさにそういうものなんでしょうねー。
今日もはりきって、志事しましょう~!