40代、50代と言えば、職業人としては脂の乗り切った年齢です。熟練のスキルで職場を支えるベテラン社員もいれば、多くの部下を持つ幹部社員や企業経営の一翼を担う方もいるでしょう。
一方で、シニアライフの入り口に立ち、これまでの人生で経験のないさまざま問題が浮上してくる年齢でもあります。突然突きつけられる親御さんの介護の問題・・・。仕事との両立に頭を悩ませ、戸惑いやストレスで心身ともに限界まで追い込まれてしまう人もいます。相続の発生・・・。遺産分割をめぐって仲の良かったきょうだいとのまさかの対立に呆然とする人もいれば、複雑で手間のかかる相続手続きに頭をかかえてしまう人もいます。
人生100年時代とも言われ、長くなった老後を心穏やかに過ごすための老後資金について心配する人が増えています。「長生きリスク」などという言葉も聞きます。「長生きリスク」に備えるための最良の方法は?退職金の運用や保険の見直しも大事ですが、腕のいいファイナンシャルプランナーにたずねると、皆さん口をそろえて「できるだけ長く働き続けること」と答えます。頭や体を使い、同僚やお客様、取引先と活発なコミュニケーションを取ることは、認知症予防にも効果があるそうです。
できるだけ長く働き続けるためには、40代、50代にかけて経験するさまざまな問題を、解決もしくは軽減していくことが重要です。そのためには、一人で悩まず、専門家や企業が提供するサービスを活用することが効果的です。