『クレオパトラの夢』が終わり、『ソー・ナイス(サマーサンバ)』を経て、再びスローバラードに挑戦。
楽譜本を変えて、大山日出男氏監修の『ピアノ伴奏で吹くアルト・サックス ジャススタンダード編』に掲載の、『星に願いを』にしました。
これがなんともまあ、しっぽりエロい

これは、今まで培ったすべての力を使って音を出さないと、相当ダサくなるやつです。
先生からすると、「できるでしょ」ってなもんですが、これまた音作るのが難しい

低音はいい感じで出せているようですが、高音がすごく軽くへなちょこな音になってしまいます。
低い音の飲み込む感じは、高い音の、押し出す感じがあってこそ、その抑揚やギャップがエロく伝わるんですよね。
ただ大きな音でガナればいいってもんでもない。
たとえるなら、天城ぃ~~越ぉえぇ~のこぶしを利かす感じらしいです。
こういうメリハリって、演奏だけでなく、普段のスピーチなり人に聞かせるときにも通じるものがありそうだな~と感じました。
で、いったん通しで伴奏に合わせて演奏してみます。
とりあえずまだ指もさらえてないので、間違えるのです。
で、先生から言われたこと。
間違えたときは、曲のテンポにのせて、テキトーにごまかせ、と。
楽譜になんやかんや書いてあっても、一音をただ伸ばして間を省略するくらいでいいみたいです。楽譜を知っている人くらいにしかバレんと。
さらに一言、
「プロとアマの違いってわかるか?
間違えても間違えたって気づかせないことなんや。」
「上手なだけなら、アマにだって、プロ以上のもんもいっぱいおるやろうが、初見だろうがどんな曲だろうが、どんな場面だろうがどんなにトチろうが、ちゃんと違和感なくまとめるのがプロなんじゃい」
今日のぐりぐりでした。ぐりぐりメモを取りました。
楽譜通りに一言一句カンペキに間違いなくやらないといけないと思い込んでいましたが、そんなことあらへんというのは衝撃でした。
失敗してもしれっとごまかして、何食わぬ顔できるようになれば、本番に強くなれそうです。
ほんとに、そんな性格になりたいと思いました。
だいぶ人生ラクになりそうですw
楽器の演奏って、人生なんだなあ~
としみじみ思ったキョウコノゴロでした

目指せプロフェッショナル
