波多羅 戒三 です。
改めて、皆さん日々本当にお疲れ様です。
今回は卑近な話で恐縮です。
研修の営業や企画でよく、「分かると出来る」の違いという話が出てきます。
頭では理解しているけど、出来ない。
この「出来ない」には、二方向あるんじゃないでしょうか。
1、習慣になるまでの状態に至れてないから出来ない(体得やルーティン化)
2、そもそも行動に至れず、出来ない
1はそれを支援する仕組み、仕掛けを作ることで解決出来ると思います。
やっかいなのは、2の方かなぁと思います。
ケースにより色んなものが原因として挙がり得ますが。
個人から組織に目線を移すと、よくあるマトリクスで、
「緊急かつ重要 < 緊急ではないが重要」
緊急ではないが重要にこそ、意識を傾けてパワーを注がねばならない
という話が出てきます。
得意先・仕入先との商談中も、しばしば出てきます。
「分かっちゃいるけど、中々出来ないですねー(笑)」
という締めくくりで、いつもサーって通り過ぎる。
各種の岩盤、抵抗、人間関係、目の前に忙殺される日々…。
それでも、人財育成や働き方改革(コップを小さくするではなく、水かさを減らす方)
組織づくり、永続する企業への変革。
「緊急ではないが重要」に取り組まなければ果しえないように思います。
前にネットで見たとある伸びている企業では、社長さんが
この「緊急ではないが重要」に意識を傾けてパワーを注がねばならない
とのおもいで、1週間に1日、アポイントを取るのも厳禁して
社員各人に取り組みを検討させたり、実現のための仕組みづくりに時間を確保させているようでした。
営業であれば目の前の仕事回し、リード作りとかではなく、新しい商品やサービスの企画を考える時間にさせるとか。
他のセクションでも同様で日々の目の前の仕事から少し離れて、どうしたらもっと良くなるかについて。
中長期で見た時の「急がば回れ」という感覚を、抱いた次第です。