前回に引き続き書籍について書かせていただきます。
『子どもの心の育てかた』
児童精神科医の第一人者である佐々木正美さんが亡くなられ、生前に出版された本が、今も子育てに悩む親に支持されているとしてテレビで取り上げられていました。
以前相田みつをの書を佐々木正美さんが語る『育てたように子は育つ』という本を読んで感動したのを思い出し、読んでみました。
本の一節で、
「『いい子』は大人にとって『都合のいい子』
いい子だからかわいがるのではなく、かわいがるから本当のいい子になるのです」
という言葉にはハッとさせられました。
「なんでも子どものいうことをきいてやったら子どもが自立できなくなるという意見があるが、そんな事例を本当に見たことがない」とも書かれています。
児童精神科医として長年子どもに寄り添ってきた先生の「甘やかすことは決して悪いことではない」という言葉は説得力があります。
日々の子育てでは気持ちに余裕がなくなり、イライラしてしまうことが多いのですが、自分に都合のいい時だけほめたりかわいがったりするのではなく、どんな時でも子どもを信じてあげることを忘れずにいたいなと思います。
子どもに寄り添う優しい目線で書かれていて読んだ後はとてもあたたかい気持ちになれるので子育て中の方にぜひお勧めしたい本です
