第252回【もう一つの「バルス」 】BY「りょ」

2018年8月28日|カテゴリー「スタッフブログ過去ログ
おすすめ書籍、もう一つの「バルス」について書きたいと思います。

「バルス」と聞いて、ジブリが好きな方はピンと来ると思います。
スタジオジブリ「天空の城ラピュタ」のクライマックスに登場する、滅びの言葉です。

この本には、天空の城ラピュタの、10ヵ月間に渡る制作秘話が綴られています。

今でこそジブリといえば知らない人の居ないビッグネームですが、当時のジブリは発足したばかり。
ラピュタがコケると存続も危ぶまれる状況の中、社運を賭けた作品でした。

著者は元スタジオジブリ制作進行、木原浩勝さん(スタッフロールは木原浩和さん表記)。

木原浩勝さんは作家として怪談本を多く執筆されており、木原さんを知ったのは怪談からだったのですが、元ジブリの方だと知ったのは後からでした。
執筆においてもライブにおいても、非常に鋭い着眼点と分析力を発揮され、なおかつ表現力もあるので情景がリアルに脳裏に浮かびます。

もう一つの「バルス」には、ラピュタのアナザーストーリーや宮崎駿監督にまつわるエピソードなども盛り込まれており、普段この類の本は読まないのですが、木原さんの著作物だということで読んでみました。

結果、読み終わった瞬間にもう一回読みたくなり、最初から読み直してしまいました。

もの作りに対するこだわりと情熱、苦悩、汗、諸々の上にラピュタが完成したのだと思うと、感動すら覚えました。

あまり多くは書きませんが、少しでもラピュタが好きな方に、非常におすすめしたい作品です。
そしてまたラピュタが見たくなります。

ラストも「うまい!」の一言に尽きます。


本は電子書籍で買う事が多いですが、気に入った本は紙媒体で買い直します。
近々増補改訂版が出版されるようなので、そちらは単行本で買ってみようと思います。