月曜朝に襲った大阪北部地震、被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
その当日、『相手に寄り添った言葉がけ』とはこういうことだなと感心したことがありました。
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信号待ちの私の横には、2台の軽自動車、前の車の後ろが少しだけへこんでいて50代後半と思われる女性と30代ぐらいの男性。
「すんませ~ん」と声がして振り返るとおまわりさんが自転車をこいでやってきました。
おまわりさんの第一声は「お待たせしました。電話くださった方?おケガはないですか?大丈夫ですか?」
女性は慌てて「ケガは大丈夫なんやけど、お茶を置こうとしてたら、コツンと当ってしまって・・・、私がうっかりしてたんです」とずっと独り言のように話してます。
おまわりさんは女性には「確認しますので、大丈夫ですよ」、前の車の男性には「前の車の方、大丈夫ですか?」と言葉をかけてました。
でも、女性は「ほんまにごめんなさい。急いでたのもあって・・」と繰り返してます。
すると、おまわりさんは「朝の地震も大丈夫でした?驚きましたよね。そんな時の事故やから気も動転しますよね。余計に慌てますよね。これからお仕事ですか?すぐに対応しますんで、ちょっとだけお時間くださいね。大丈夫ですよ。保険は入ってはるんですよね?」と話しかけてました。
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相手に寄り添った言葉がけが大切だと言われます。
研修でフレーズの紹介をしたりもします。
だけど本当に相手に寄り添う時の言葉はボキャブラリーがどれだけあるということよりも、目の前の人のことを見て、その人の気持ちを察して、何とかしてあげたいという気持ちが言葉になるんだと思いました。
もうすぐ七夕です。
会社の最寄駅「南森町駅」にある七夕かざり