<第8講目>良い行動や成果につながる『2つのスキル』を磨こう!

2017年5月9日|カテゴリー「TAMA先生 ,TAMA先生アーカイブ
みなさん、こんにちは。
「3分くらいでわかる!研修講師TAMAのワンポイントレッスン!」第8講目を始めます。
<第8講目>良い行動や成果につながる『2つのスキル』を磨こう!
今回のテーマは、

良い行動や成果につながる
『2つのスキルを磨こう


です。


◎○ 「能力」とは ○◎

「能力」という言葉から、みなさまは何を想像されますか?

 ・何か凄いことをするための特殊なスキル
 ・テストで高得点を取ることができる力
 ・仕事を上手く行うための基礎
 ・コミュニケーションのスキル
 ・これまでの経験で得た様々な知識や知恵

など、人によって「能力」という言葉の捉え方は様々だと思います。

では「スキル」という言葉ではどうでしょうか?
おそらく、先にあげた「能力」と「スキル」で、それほど変わらないのではないかと思います。

ただ、インターネットで検索をすると、この「スキル」と「能力」の違いについて
詳しく解説していらっしゃるサイトが多く見つかります。
もちろんサイトによってその定義はまちまちです。

そこで今回は、「スキル」と「能力」の関係について私たちなりに整理したものをご紹介したいと思います。


◎○ 2つの「スキル」 ○◎

私たちは、「スキル」という言葉を2つに分けています。

それは「技術」と「能力」です。

「技術」は、「何ができるか」という意味のスキルと定義しています。
具体的には以下のようなものです。

 (例)
 ・パソコンができる
 ・会計処理ができる
 ・英語が話せる

「技術」は英語で「テクニック」。
サッカー選手なら上手にリフティングやドリブルができる力が「技術(テクニック)」であるといえます。

「技術」は通常、「できているかできていないか」「何が足りないか」「何を習得しなければならないか」が明確に分かります。
そのため、「見えやすく、計測しやすい」ものであるといえます。

さて、一方の「能力」はどうでしょうか。


◎○ 「能力」とは”状況判断の力” ○◎ 

「能力」は、「どのように活用できるか」という意味のスキルと定義しています。
具体的には以下のようなものです。

 (例)
 ・持っている「技術」をどの場面で活用するか
 ・想定外のことが起こった時にどのように対処できるか

「技術」と違い「能力」は通常、「見えにくく、計測しにくい」ものです。
そのような状況に実際になってみないと、「能力」が発揮できていたかどうかを判別するのが難しいからです。

そのため、「能力」をさらに言い替えるとしたら、「状況判断の力」ということができるでしょう。


◎○ 「技術」と「能力」をともに高める ○◎

どんなに高い「技術」を持っていたとしても、それを状況に合わせて使いこなす「能力」がなければ、
それは宝の持ち腐れになってしまい、せっかくの「技術」が無駄になってしまいます。
逆に、「技術」がそれなりであったとしても、場面に応じて適切に使いこなす「能力」があれば、
良い成果が生まれることもあります。

目に見えやすい「技術」を高めることは大切です。
「技術」を高めることで、「できる」という意識が高まり、実際に「できる」ことで自信もつきます。

しかし、それと同時に、その培った「技術」を活用するための「能力」を意識して高めることも大事です。
「技術」と「能力」。2つのスキルをともに高めていくことで、より良い行動や高い成果に結びつくはずです。

研修では、インバスケットの問題演習を通じて自身の「能力」の強みや弱みを把握していただいたうえで、
ケースワークを通じて、その「能力」を高めるための方法について学んでいただいています。


それでは、「3分くらいでわかる!研修講師TAMAのワンポイントレッスン!」
第8講目を終了いたします。

◎○ 次回もお楽しみに! ○◎
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