【勤怠管理】第4回 『無駄な残業はない! 』『自発的な改善活動の仕組み』 Author:落合 敏宏

2017年9月20日|カテゴリー「勤怠管理 ,勤怠管理コラム
残業
『無駄な残業はない!』

無駄な残業を削減することで、コストダウン、作業効率を向上させる考え方、企業側の視点では、正しいです。
視野を少し広げて、従業員の視点に立つと、無駄に残業はしていません。誰しも早く帰りたいと思っています。
早く帰れない阻害要因(残業をしている理由)があるのです。
・帰りづらい雰囲気である(周囲との調和を保つ為)
・残業代が入らず、給与が減る(給与を得る為)
・仕事が終わらず、終わるまで頑張る(仕事量が多い為)
・自分が納得する完成度まで仕上げる(自己満足の為)

などなど、さまざまです。
では、阻害要因をすべて排除できたら、早く帰りますよね。
給与が残業した場合と変わりなく、残業すると周囲の調和が乱れ、仕事量は定時で終わる量、満足できる仕事ができた。

99%の人は、早く帰りたいと思ってます。
企業として、従業員視点での阻害要因の半分でも排除できれば、早く帰れる人はかなり多くなるのではないでしょうか。


受け入れる
『自発的な改善活動の仕組み』

従業員は少なからず仕事に対する不平や不満を持っています。合わせてこうしたら良くなるだろうという改善案も考えている事も多くあります。しかしながら、その改善案を伝えるすべがなく、自分の中にしまいこんでしまっています。

経営者は、なぜ提案してこないんだろう?上司に相談すれば良いのでは?と考えがちですが、相談しにくい雰囲気があったり、一度は言ってみたが相手にされなかった、などの経験により、諦めてしまっているケースがほとんどです。
会社のサポート(ルールと仕組み)により、改善案を受け入れる体制を整えてあげる事で、その意見を顕在化させることができます。
しかし、会社としては、その改善案が採用できるものでないと困ります。意見を採用する条件をあらかじめ決めておき、その形に合わせた提案を受けることで、公平性が保たれ、その提案をした社員のモチベーションは向上します。
そして、職場が改善され、生産性は向上します。

以上、参考になれば幸いです。
 

  
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