『勤怠管理システムの導入リスク』『勤怠管理システムの活用方法』 Author:落合 敏宏

2017年12月20日|カテゴリー「勤怠管理 ,勤怠管理コラム
労務管理の話し合い
『勤怠管理システムの導入リスク』

勤怠管理システムにより、労働時間の適正な把握を行えるようになります。
それにより、労務管理リスクが低減しているように錯覚します。


しかし、勤怠管理システムの導入をしただけで、活用が進まないとコストに見合うだけの、労務管理リスクが低減されません。
システムを導入すると、日々の労働時間の記録が1分単位の客観的なものとなります。
ここまでは、問題ありません。

しかし、労働時間の集計に手作業が残ってしまったり、申請書との連動がされていなかったり、休暇管理との連動がされていない等の原因で、人事担当者の作業が増えてしまっているケースがあります。

また、勤怠管理システムの操作や申請書の提出など、必要以上に、現場への負担が増えてしまう事もよくあるパターンです。
この状況に陥ると、勤怠管理システムを導入したものの、全社的に、余計な工数が増えただけで、業務の効率化や、勤怠状況の活用には程遠いものになります。
そして、システムは使われなくなります。

是非、今ある勤怠管理システムを「活用」してください。
活用の方法は、次回お伝えしますね。


サポートメンテ
『勤怠管理システムの活用方法』


以前、勤怠管理システムの活用レベルについて記載はしていましたが、今回は、活用方法について触れてみたいと思います。
既にシステムを導入している場合をイメージして記載しますが、これから導入しようとしている場合にも応用が可能です。

まず初めに、「現状、問題と感じている点」を列記してください。
そして、「手作業で実施している定型作業」を列記してください。

この2つが解決できれば、勤怠管理システムの活用は確実に進みます。

上記をシステムで実現できるかどうか、メーカーサポートに聞いてみましょう。
サポートの回答と自社の管理方法に合わない点が出てくると思います。

自社の管理方法(業務フロー)は、いつ作成されたものですか?
古き良き時代を引きずっていませんか?
業務フローを変える事で大きな影響はありますか?
無駄を感じていませんか? 

労働時間に対する社会の捉え方は急激に変化しています。
働き方改革の時代に合わせた勤怠管理の活用を進めてみませんか。


 

  
プロフィール
トップへ戻る